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東電経営陣の罪 [経営]

 以前、福島原発の被害拡大は、電源ケーブルが無かったからという話を書きました。しかし、もっとショッキングな話を見つけました。
 電源が遮断されてから、8時間以内に海水注入を行っていたら、メルトダウンは防げたというのです。ではなぜそれをしなかったのか、それは海水を注入したら、その原子炉は二度と使いものにならなくなるからです。
1機何百億円、何千億円の原子炉を廃炉にするには、経営責任者の決断が必要でした。東電の会長や社長には、それができなかったのです。また、政府にも東電に海水注入を命令できるチャンスがありました。しかし、政府もそのチャンスを逃がしました。
 もっとも東電も政府もこの話は、黙殺するつもりでしょう。もし認めたら、東電の責任者や国の原子力災害対策本部の責任者は、刑事責任を問われることになるからです。エリートは守られ、何の罪もない被害者は泣くしかないのです。今日も長野や東京で基準値を超える放射線が検出されています。風評被害も続いています。東電の経営者の判断ミスのつけは、あまりにも大きな犠牲をしいることになりました。
 この話は日経BP社のWEBサイト「復興ニッポン」に掲載された、同志社大学の山口教授へのインタビュー記事を参考にしたものです。
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