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統計ソフト「R] [統計]

 ビッグデータブームなどがあって、統計学への関心が高まっている。私は心理学を専攻していたので、もともと統計学は好きだった。卒業してからも興味があって、マイクロソフトExcelを使って統計解析をする方法を紹介した書籍を読んだりしていた。
 そんな時、技術評論社の新刊案内でこの書籍「フリーソフト「R]ではじめる心理学統計入門」を見つけた。Rはフリーソフトでありながらすばらしいものだった。この本を読めば、それがわかると思う。t検定、分散分析、カイ二乗検定、因子分析の例を上げながらRの使い方を説明している。使ってみたら難しくて使いこなせなかったとしても、フリーソフトだから、損するのは書籍代の2000円だけだ。
Excelを持っている人は、標準ではインストールされていないが、統計解析機能が使える。
RとExcelのどちらを選ぶかは、個人の好みの問題だろう。Rの欠点は結果が英語で表示されることだろう。すでに統計の知識がある人は、英語で表示されても何のことか創造がつくが、初心者はmeansが平均値だとわかるかどうかが問題だ。
 Excelの場合は、標準的なデータ分析はできるが、高度な解析方法がサポートされているかどうかが気になるところだ。私はExcelには関心がないので、t検定をやって結果を比較してみただけだが、「テキストマイニングはできるのか」という疑問がある。Excelのメリットは豊富で美しいグラフ作成機能だろう。Rのグラフはあまり美しくない。あとExcelの場合、解析結果をさらに処理することができるのもメリットだ。


フリーソフト「R」ではじめる 心理学統計入門 (知識ゼロでもわかる統計学)

フリーソフト「R」ではじめる 心理学統計入門 (知識ゼロでもわかる統計学)

  • 作者: 実吉 綾子
  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2013/01/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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