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「Rによる心理・調査データ解析 [統計]

 この本は、まさに心理統計に取り組もうとしている学生のための本といって良いだろう。
扱っている解析方法は以下のとおりである。
・相関
・カイ2乗検定
・t検定
・分散分析
・重回帰分析
・クラスター分析
・因子分析

特に因子分析については、以下のようにページを割いている。
1.因子分析
(1)因子分析の考え方
・因子分析とは
・共通因子と独自因子
・共通因子を見つけることが因子分析の目的
(2)直行(バリマックス)回転
・Rコマンダーにデータのインポート
・因子数の決定
・因子分析の実行と結果の読みとり
・Rコンソール編
2.因子分析を使いこなす
(1)尺度作成のポイント
・因子分析は何度も行なう
・尺度を作成する
・尺度を作成する際の因子分析の手順
(2)尺度作成の実際
・幼児性尺度の作成
・因子分析の前に
・因子数の決定
・1回目の因子分析(項目の選定)
・2回目の因子分析(因子構造の明確化)
・因子を解釈する
(3)尺度の信頼性の検討
・α係数の算出(Rコマンダー編)
・下位尺度得点の算出
・数値で調査協力者を分類する
・新しい変数が加わったデータセットの保存
・Rコンソール編(因子分析と尺度作成)

 RコンソールとRコマンダーについて説明しておく。Rコマンダーはウインドウシステムを使って、ボタンやメニューを使ったわかりやすい使い方である。一方Rコンソールは、画面からコマンドを打ち込んで使う使い方だ。残念ながら、Rコマンダーでは、すべての機能は使えない。Windowsのコマンドプロンプトを使ったことのない人は、Rコマンダーを使った方がよいだろう。

 
Rによる心理・調査データ解析

Rによる心理・調査データ解析

  • 作者: 緒賀 郷志
  • 出版社/メーカー: 東京図書
  • 発売日: 2010/01/14
  • メディア: 単行本



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